ネット環境と賃貸の話。インターネット完備と対応可はどっちが正解?
もくじ
ネット環境と賃貸の話。インターネット完備と対応可はどっちが正解?
どうも、なば屋のモノグサ店長です。
近年、インターネットサーバーの発展や、IoT家電等がどんどん開発されていること、またコロナの影響等で働き方が見直されリモートワークが増えていること、自宅でインターネットを利用して個人事業を行う人が増えたこと、等様々な要因から、インターネット環境は数年前と比べても飛躍的に必要性が増し、今や賃貸住宅にも必須の環境となっています。
特にこれから賃貸経営を始めるオーナー候補の方は、「インターネット無料は付加価値というし、導入した方が良いのか?」等と迷われていることかと思います。
結論から言うと、
インターネット無料と謡ってネットの費用を家賃に上乗せするくらいなら、配管だけしてあげてネット対応可としてあげた方が良い。
と私は思っています。
この件については、以前の記事でも触れていますので、そちらもご覧ください。
(アーカイブ「その設備、本当に必要?あべこげ設備賃貸に注意! https://nabaya-consulting.com/archives/570 )
ただ、今回はインターネット環境にフォーカスをあててお伝えしてきますので、それでおしまい、ではつまらないですよね。
魅力的なネット完備賃貸の実現のためのアドバイスを、僭越ながらさせて頂きます!
インターネット対応より完備が良くなるケース
冒頭私が申し上げた結論から言うと、インターネット無料はそこまで重要な設備環境ではないと思われるかもしれませんが、そうではありません。
インターネット無料は人気設備
上でご紹介したアーカイブにも載っていますが、インターネット無料は賃貸入居者に最も求められている設備の一つです。2019年の人気設備ランキングを確認します。
・単身向け
1位 インターネット無料
2位 エントランスのオートロック
3位 宅配ボックス
・ファミリー向け
1位 インターネット無料
2位 追い炊き機能
3位 エントランスのオートロック
ご覧いただいた通り、インターネット無料は、「人気設備」なのです。
ここでご注意ください!
インターネット無料なら、人気設備です。
賃貸管理のプロである私の目線から見ても、家賃に上乗せするくらいなら、入居者は自分でインターネットを契約する方が良いという方が多いと感じています。
じゃあ「対応可」でいいや、となるのは少し早いです。インターネット設備の費用を家賃に上乗せしたとしても、それが魅力的な設備となるようにしてあげれば、入居希望者はちゃんと集まります。
インターネット完備することで、設備費用を家賃に上乗せしても魅力的な賃貸物件となるためには、そのインターネット完備と連動する付加価値を付けてあげることが重要です。
いくつかご紹介します。
ネット環境自体が高スペックな場合
これは付加価値、というにはちょっと微妙かもしれません。
が、馬鹿に出来ません。
よくある賃貸のインターネット完備の場合、ケーブルテレビ等とセットで、最低限ネットは繋がるけど遅くて、動画をたくさん見たり、自宅でお仕事をするにはストレスの貯まるものが多いです。
そんなインターネット設備なら設備のインターネットなんか見限って自分で契約しちゃいますし、そんな設備で家賃を上乗せされていたらたまったものじゃありません。
私自身自宅でインターネットを利用して事業を行う一人なのですが、自宅アパートのネット回線は利用していません。自分で速い光回線を契約しています。それでホームページ作成をゼロから勉強してこのサイトも立ち上げましたが、私みたいな初心者でも、やはり速い回線は必須と感じます。
ちなみに、余談ではありますが、これから開業する方や、ホームページを新設する方はXserverは非常にオススメです。
ちょうど今(2020年7月現在)、サーバー初期設定費用無料&ドメイン一つ永久無料、というキャンペーンをやっているみたいです!
私が契約したときは初期設定費用無料はなかった・・・(´・ω・`)ショボン
今がチャンスですよ!!!笑
すみません、話が逸れました。
インターネット完備の話ですね!
入居者が自分で望んででも契約したいような魅力的なインターネットを導入してあげれば、契約や設定等の手間を省けて、多少賃料の上乗せがあっても喜ばれます。
広いエリアで最速の光回線と話題のNURO光なんかその筆頭ですね。
「高速インターネット”NURO光”が無料で使えます!」
どうですか?賃貸物件の募集広告にこのパワーワードが使えます。
少し魅力的に見えませんか?
ネット回線の乗り換えを検討中の方や、新規開設を検討中の方は、一度自分で使って試してみると良いかと思います。
他の設備と併せてネット完備が魅力となる場合
こちらは、インターネット完備以外の設備と併せることでインターネットが魅力となるケースです。
特にWi-Fi環境が必要になります。
それは、導入する家電設備をIoT家電に変更することです!
ドアの施錠等をスマホで確認・操作できるスマートロックや、照明設備を遠隔操作出来る様になるIoT照明等がその筆頭です。
普通の家電をIoT化出来るIoTリモコンなんかもオススメです。
「Wi-Fi完備!IoT家電も付いています!」
という物件の謳い文句になるわけですね。
自宅のインターネット設備と併せて、便利なIoT家電が利用できることは立派な付加価値です。
グーグルホームやアレクサ等の他のIoT家電を動かせるスマートスピーカーを導入してあげるのもすごく魅力的です!
このIoT家電は、今の段階ではあまり他の賃貸物件には導入されていませんから、競合物件との差別化にもなります。
ホームIoTについては、過去記事でも紹介しています。
(賃貸住宅にも広がるホームIoTと、同時に広がるIoTウイルス https://nabaya-consulting.com/archives/139 )
こちらもご覧ください。
まとめ
今回の記事では、賃貸住宅のインターネット設備に注目してお伝えしてきました。
概要をまとめると、このようになります。
・インターネット無料と謡った「家賃上乗せ賃貸」なら、配管のみの方がマシ
・インターネット設備が魅力的な性能の設備ならOK
・IoT家電を同時に導入することによって付加価値となる
IoT家電なんかは、楽天やアマゾン等のネット通販サイト等で検索してみて、気になったもの(特に安価なもの)は、まず自宅に導入してみて使い勝手を見てみると良いかもしれません。
一応、楽天のリンクも下に貼っておきますね!
魅力的な「ネット無料賃貸」を実現しましょう!