賃貸住宅にも広がるホームIoTと、同時に広がるIoTウィルス

賃貸住宅にも広がるホームIoTと、同時に広がるIoTウィルス

どうもなば屋のモノグサ店長です。

ちょっと今回は、私の得意分野「賃貸住宅」。その中でも不動産市場に影響も大きいIoTについて少し話をしてみようかと思います。

IoT元年と言われた2017年から早3年。IoT(Internet of Things:モノのインターネット)はPC同士などではなく、モノをインターネットで繋ぐことによって様々な機器の遠隔制御を可能にし、人々の生活を飛躍的に便利にしてきました。特に、私達の生活に身近な家電とインターネットを接続させる「ホームIoT」が急速に普及して来ました。2020年中には世界中のIoTデバイスの数は400億にものぼると予測されています。

それと同時に残念ながら急速に普及しているのがIoTウイルスです。PCのウイルスでも、制御を奪ったり、データを破損させたり等、インターネットやPCが生活や様々な仕事の中で馴染んできた所で感染が拡大した歴史があります。中でも世界的に大ニュースになった「メリッサ」や「アイラブユーウイルス」等はご存知の方も多いことでしょう。

実は今それと同等、もしくはそれ以上の危機が、私たちの身の回りに及んでいるのです。IoTにおいてはカメラやセンサーなど無数の機器からデータを集め、それを各種サービスに役立てています。そのため、その一方で常にネットに繋がっているだけに、悪質なハッカーからするとサイバー攻撃のターゲットにしやすく、IoT機器一つ一つの管理が不十分だったりすると、すぐに発見されにくくなってしまします。また、あらゆるモノがインターネットで繋がるため、感染ルートが無数にあり広範囲に被害が広がるリスクをはらんでいます。そのため今年の6月には総務省もウイルス感染を一斉に検知する調査に乗り出し、感染を特定したものに関しては所有者に駆除を促す通知を始めています。

とはいえやはり便利で私達の生活を豊かにするIoT。利用しないのは勿体ないですし、びっくりする機能を持つものも沢山あります。CMでもよく見かけますが、他の機器と繋いで声をかけることで、何も触らずとも他の家電を動かしたり、買い物が出来たり、動画を再生したりすることもできる「アレクサ」や「グーグルホーム」等のスマートスピーカーが代表的ですね。

せっかくですので面白いホームIoTをいくつか紹介しますね!

例えば、壁のスイッチをスマホで遠隔操作する「スイッチボット」。いちいち立ち上がるのが億劫な面倒くさがりにも良いですが、一人暮らしの女性が在宅を装ったり、防犯の為にも役立ちます。

中の商品のタグを自動で読み取り、電子清算で冷蔵ロッカーから買い物が出来る無人コンビニもIoTを利用しています。高級マンションの共用スペース等に既に導入されています。

部屋の中で、誰が・どこにいて・歩いているか・止まっているか・立っているか、等の情報を読み取れるIoT床材も注目を浴びています。これは、高齢者の見守りや空調の自動調整等に役立てられています。

その他にも、賃貸住宅でも既に数多く導入されているスマートロックなど、便利なIoT機器は紹介しきれないほどあります。

IoTが人々の生活を豊かにし、今の私達の暮らしからは切っても切れない程に身近になりつつあります。その反面前述したように、そこには大きなリスクも伴います。

特にIoTウイルスは被害が拡大しやすい性質を持つ以上、私達は便利な一面を利用すると同時に、「パスワードの定期的な変更」「ログのチェック」等、それぞれがしっかり危機管理をしなければなりません。IoTを利用する皆の意識改革と、これらの危機の更なる周知が必要かもしれませんね。

 

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