【超急上昇に注目!】2021年借りて住みたい街ランキングを受けて

【超急上昇に注目!】2021年借りて住みたい街ランキングを受けて

【超急上昇に注目!】2021年借りて住みたい街ランキングを受けて

どうも、なば屋のモノグサ店長です。

2021年の「住みたい街ランキング」が発表されましたね!

毎度おなじみの、LIFULL HOME’sさんのランキングです。

今回は昨年の調査と比較して、大変大きな変化がありました。
この記事では、特に首都圏版に着目してお伝えしていこうと思います。

尚、この変化は、以前の記事でもお伝えした「コロナ禍での借りて住みたい街ランキング(LIFULL HOME’sさんサイト)」から表れている変化もかなり含みます。

その時にも記事にしていますので、そちらもあわせてお読み頂けると幸いです。

記事はこちら → コロナ禍における「借りて住みたい街」ランキングを受けて

 

今回のランキングのトップについては、既にかなり報道もされているため、ご存知の方も多いかと思いますが、「本厚木」です。

ちなみに、この記事のサムネイル画像は厚木市の風景です!笑
分かる人には分かりましたかね。

早速、ランキングの確認からしていきましょう。



借りて住みたい街ランキング

ちなみにですが、今回1位となった「本厚木」ですが、連日メディアでは「昨年から3位アップ!」「入居者の意識が○○に変わった!」などと報道されていますが、実は前述した「コロナ禍での借りて住みたい街ランキング」から一位です。

「ちゃんと他のランキング全部確認して報道してるのかな?」「その変化の話はとっくに周知しようとされていた変化なのにな」「ホームズさんわざわざ緊急実施で調査しててのにな」等とは思いつつも、まあそれは別の話ですね。
失礼しました。

それでは実際にランキングを確認していきましょう!

2021年 借りて住みたい街ランキング

1位  本厚木  小田急小田原線

2位  大宮   JR京浜東北・根岸線ほか

3位  葛西   東京メトロ東西線

4位  八王子  JR中央線ほか

5位  池袋   JR山手線ほか

6位  千葉   JR総武線ほか

7位  蕨    JR京浜東北・根岸線

8位  三鷹   JR中央線ほか

9位  柏    JR総武線ほか

10位 川崎   JR東海道本線ほか

〈首都圏版/関東〉2021年LIFULL HOME’S住みたい街ランキング https://www.homes.co.jp/cont/s_ranking/shutoken/

やはり、様々なメディアなどで最も注目されるのは、1位の本厚木駅。

以前の記事でもお伝えしていた通り、特に新型コロナウイルスの流行による外出控えやワークスタイルの変化から、賃貸入居者の志向が郊外に向いた影響を大きく受けたランキングとなったことは間違いありません。

実はこの影響による入居者志向の変化は、1位の本厚木や2位の大宮よりも、もっと下位のランキングも確認していくとより確信的なものになります。

この話は勿論これからお伝えしますが、まずは比較対象となる昨年のランキング、それからコロナ禍におけるランキングのおさらいをしていきましょう。

2020年借りて住みたい街ランキング

1位  池袋   JR山手線ほか

2位  葛西   東京メトロ東西線ほか

3位  川崎   JR京浜東北・根岸線ほか

4位  本厚木  小田急小田原線

5位  大宮   JR京浜東北・根岸線ほか

6位  三軒茶屋 東急田園都市線ほか

7位  八王子  JR中央線ほか

8位  荻窪   JR中央線ほか

9位  吉祥寺  JR中央線ほか

10位 北千住  東京メトロ千代田線ほか

〈首都圏版/関東〉2020年LIFULL HOME’S住みたい街ランキング https://www.homes.co.jp/cont/s_ranking/2020_shutoken/

ちょっと前まで1位2位の常連だった吉祥寺は、2021年には遂にトップ10から姿を消すことになります。

コロナ禍での借りて住みたい街ランキング

1位  本厚木  小田急小田原線

2位  葛西   東京メトロ東西線

3位  大宮   JR東北新幹線ほか

4位  千葉   JR総武線ほか

5位  池袋   JR山手線ほか

6位  西川口  JR京浜東北・根岸線ほか

7位  高円寺  JR中央線ほか

8位  蕨    JR京浜東北・根岸線

9位  八王子  JR横浜線ほか

10位 町田   JR横浜線ほか

緊急実施! コロナ禍での借りて住みたい街ランキング(首都圏版) https://www.homes.co.jp/cont/data/corona_s_ranking_shutoken/

これまでのランキングよりもより、今年のランキングに近い傾向が出ていたランキングに思えます。

このランキングから見た市場の変化などは、上述した過去記事で触れていますので、是非そちらをご確認ください。



ランキングから分かること

結論から言ってしまうと、

新型コロナウイルスへの脅威や、リモートワークの普及などから、これまでの都市部志向よりも郊外志向へと移り変わった。

ただし、ある程度の交通利便性はやはり求められている。

という感じかと思います。

前回のコロナ禍での借りて住みたい街ランキングの考察と同様の考察となります。

つまり、今年のランキングは、このコロナ禍ランキングの際の傾向が更に進んだ結果である、と言えます。

ただし、この「利便性を求める」という部分よりも、「郊外志向」を重視する傾向に変遷しつつあると感じています。

実はその傾向は、メディアや皆様の注目するトップ(本厚木や大宮)ばかりを見ず、11~100位に注目すると見えてきます。

注目すべきは、ランク外(100位より下位)から半分以下のランクまで急上昇してきた駅です。

ホームズさんのランキングのリンクを貼っておきますので、ご確認ください。(PDFのリンクです)

2021年首都圏版LIFULL HOME’S借りて住みたい街(駅)ランキング(1~100位)

該当する駅は以下の通り

41位   木更津   141位からUP

52位   湘南台   117位からUP

62位   茅ヶ崎   134位からUP

都心からも距離があり、これまでは敬遠されることもあったエリアが急上昇しています。

この他にも、これまでであれば「都心から遠い」や「交通利便性が悪い」といった点から敬遠されてきた駅が上昇している傾向が目に見えます。

こういった傾向から、賃貸入居者がより郊外志向に傾いていることがより確信的なものとなりました。

最後に

前回の「コロナ禍での住みたい街ランキング」、そして今回の「2021年住みたい街ランキング」から、賃貸入居者の志向の郊外への移り変わりが見えてきました。

こういった変遷の背景には、もちろん重ねてお伝えしている通り、新型コロナウイルスの影響やリモートワークの普及があります。

それに加え、

出勤しなくても仕事は回る、または逆に効率的

これまでの人付き合いは実は必要のないものが多かった

といったことに、良くも悪くも気付いてしまった人が増えていることが、利便性よりも郊外を求める傾向に拍車をかけたものだと思います。

こういった人の気持ちの変化を推察していくと、少し寂しい結果が見えてくる部分もありますが、賃貸経営をする上では、こういったランキングから学び、今後の傾向を読み解いていくことも大事なファクターです。

皆様も一緒に、今後の賃貸市場を考えてみましょう!
ご意見もお待ちしております。

なば屋へのお問い合わせ

簡単ではありますが、最後までお付き合い頂きありがとうございます。
来年のランキング考察もお楽しみに。



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